医学科長挨拶

「主体的に考える学び」のプログラム

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副学長?医学科長 三苫 博

 東京医科大学のミッションである「患者とともに歩む医療人を育てる」ために、教育プログラムは、医師として必要な能力を、知識?技能?態度(プロフェッショナリズム)の3領域に分けて、段階的、体系的に学びます。知識領域では、基礎医学と臨床医学を病態生理学の視点から統合して学ぶ点が本学の特徴です。技能領域では、第1学年からシミュレーション実習を積極的に導入しています。さらに、人文科学系の科目を統合し、自己と他者などのテーマを5年間継続して考え、態度領域の礎を創るというプログラムも用意しています。

 第1、2学年では、「自己と他者の関係性を考える力、協働して課題を解決する力」、「症候?病態を基礎医学の概念で考える力」、「主体的に学ぶ力」を体系的に修得する「基盤教育プログラム」を構築し、生涯学習の基盤を作ります。この一方で、多彩な希望に対応するために、少人数を対象としたきめ細かいサポートも行うための自由選択科目も準備しています。海外臨床実習の準備コース、地域医療リーダー論を学ぶコース、学術論文を書くレベルまで科学する研究コース、さらに、明日の外科医を目指す方のためには、基礎から最先端の外科手技を学ぶコース等、様々な機会を設定しました。

 建学の精神「自主自学」に基づき、柔軟で、多様な、主体的に学ぶ環境を整え、一人一人の「熱い思い」を大切に育て、飛躍の後押しをしていきます。教職員が一体となって皆さんの「熱い思い」の実現をサポートしていきます。

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