2021/03/03
法人?大学 研究活動

全国ダイバーシティネットワークより認定証を授与 ~女性研究者活躍促進に向けた環境整備に取り組む機関として認定~

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 この度、全国ダイバーシティネットワークより、本学が女性研究者を取り巻く研究環境整備や研究力向上に積極的に取り組んでいる機関として評価され認定証を授与されました。

 全国ダイバーシティネットワークとは、男女共同参画社会や多様な個性?能力が尊重される包括的な社会実現のために、文部科学省と連携して、大学や研究機関、企業等における女性研究者の育成や研究環境?研究力の向上を目指す諸機関をつなぎ、国内外の取組動向や参考事例を収集?公開し、全国的な普及?展開を図っている組織です。その特徴は、大学だけでなく民間企業などとも連携し、多様な情報と先進的な取組を交流させ、相乗効果によってダイバーシティを促進する創造的な知見と活力を生み出すことです。

 本学でも、開催担当校として2020年2月20日(土)に特別企画セミナー「誰もが活躍できる医師の働き方改革を目指して ~医師の働き方を考え、女性医師のキャリアアップを推進する~」を開催し、幅広い視点から働き方の問題点と改革へ向けた取り組みについて講演と意見交換会を実施しました。

 本学では、ダイバーシティ推進センターのもと、特に女性や若手の研究力アップに向けた支援として、主に「ライフイベント中の研究者のための研究活動支援者配置事業」「科研費フォローアップ助成金の学内創設と女性研究者枠の実施」を行っています。

ライフイベント中の研究者のための研究活動支援者配置事業


 本学では、「?性研究者研究活動?援事業」の?環として、研究活動とライフイベントの両?ができるように、研究活動?援者を配置し 研究活動の継続を促す?援事業を実施しています。

 ?部科学省科学技術?材育成費「?性研究者研究活動?援事業(?般型)」の採択を受けて、2013 年度(平成25年度)より事業を 開始し、2016 年度(平成28年度)からは学内予算で継続をしており、延べ 191 件(48名)の研究者の?援を?ってきました。
 2019 年度(大发体育在线_2024欧洲杯赌球平台#元年度)は、ライフイベント中の研究者 16 名に研究活動?援者を配置(うち男性 2 名)しており、科研費の申請はもとより、学会発表、論?投稿など研究?アップにつながっています。

2021 年度 ライフイベントサポート研究支援制度の詳細はこちら>>


科研費フォローアップ助成金の学内創設と女性研究者枠の実施


 本学では、科学研究費助成事業(科研費)に応募し、「不採択」となった研究課題に対し、その研究代表者の研究活動をフォローアップするため、研究計画に必要な経費の一部を助成することを目的とした「東京医科大学科研費フォローアップ助成金」を設けています。
 2008 年度から学内予算で実施が始まり、2014 年度より女性研究者枠を設け、さらに 2020 年度にダイバーシティ推進の一環として、女性研究者枠の改訂を行いました。
 当事業により、女性研究者の科研費応募?採択者数の増加など研究力の向上を実現しています。
 2020 年度科研費応募者数 69 名(2013 年度比 1.6 倍)、新規採択者数 20 名(2013 年度比 1.8 倍)
 ※2020年4月8日現在 採択結果の出ていない研究種目(基盤研究(S)、挑戦的研究)は、含まない人数。
 2020 年度からは、ライフイベントによるキャリアブランクを考慮して、女性研究者枠の応募資格年齢を 5 歳繰り上げて実施しています。

※2020 年度東京医科大学科研費フォローアップ助成金募集の詳細はこちら>>


 なお、この「科研費フォローアップ助成金」の取組みについては、全国ダイバーシティネットワークのホームページでも研究力向上の参考事例として紹介されています。

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